自然災害が国を滅ぼす

 アメリカではカトリーナ台風禍、ニューオーリンズの市民は怒りのやり場を政府を非難の対象にしている。住民の怒りももっともで、金持ちな人はとっとと自家用飛行機などで避難することができたのに、一般の市民は避難所で被災。衛生状態なども悪く台風が通り過ぎても疫病が襲っている。対応が遅いと言われても文句言えそうにない。ブッシュ政権の足元が揺らいでいるように見える。
アメリカでは、大企業の社長と一般サラリーマンの所得格差は400倍を超えるそうだ。そんな所得差も市民の反感を煽っているのであろう。
 さて、こんなアメリカナイズな国になろうとしている所がある。そう、日本だ。
日本でも台風14号が来ている。九州で大災害が起きて自衛隊に救援求めても自衛隊イラクに派遣されているため、日本中から自衛隊が集められるとなるとどっかの国に似てるな。。とも思ったのだが、小泉さんはアメリカの現状を見てか運良く官邸に対策室を設置させることができた。これで対応が遅いとか言われることはないだろう。が、災害が起きたあとにお金をかけるだけではいかがなものだろう。
 東京で4日、集中豪雨が起きた。ほとんど予報もされなかったので寝耳に水だった人も多かったかもしれない。災害の危険が分かった地点で情報を知らせるインフラ整備や、もっと早く大雨が分かるシステムの構築などにお金をかけるべきではないだろうか。
不幸にも、豪雨は中野区付近で、霞ヶ関までは届かなかった。もし届いていればいろいろやっていたのかもしれないが、自分の住んでいる所しか関係のない政治家先生、今回の豪雨で何をすればいいかと言われても何もしないだろう。というか、選挙しか頭にないかw
こういう事こそ、国から地方にってもので、県や市町村で気象予報士雇って災害予測させるのもいいと思うのだが。
 70年近く前の日本、経済の衰退とシベリア出兵による出費で困窮していたところに、関東大震災が追い打ちをかけた。その後、恐慌などが起こり緊縮財政などをするものの、にっちもさっちもいかなくなり第二次世界大戦となった。*1
関東大震災がないだけで昔の日本とどっか似ているのよね。。

*1:いろいろ諸説あります