岩手・宮城で震度6強

2003年の一関

 14日午前8時43分ごろ、東北地方で強い地震があり、岩手県奥州市宮城県栗原市震度6強、北海道から愛知県までの広い範囲で震度6弱から1の揺れを観測した。気象庁によると、震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは8キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.2と推定される。この地震で6人が死亡、154人が重軽傷。宮城県内で計11人が行方不明になっているとの情報がある。山間部で土砂崩れが多発し、道路が寸断されて孤立する集落も相次ぎ、捜索・救助活動が続いている。
気象庁はこの地震を「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」と命名岩手県宮城県はそれぞれ、一関市と栗原市に災害救助法の適用を決めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000117-mai-soci

 今回の対応は素晴らしかった。まぁ福田が指示したわけではなく勝手にそうやるようなっていたはずだが。いてもいなくても今の首相は関係ないねぇ。
 さて、今回の地震、大地震なんか起こりそうにない場所で起きたというのが正直な感想。確かに栗原市付近でまれに震度4〜震度5程度の揺れというのは過去にもあったが、せいぜいそこまでだった気がする。
 今後の余震予想は震源が浅いから、マグニチュード6台が3日〜1週間内に50%程度ってくらいにはなっているだろうけど、如何せんこの地域、内陸でのデータは皆無に等しいと思う。それも念頭に置いた上での行動になるかもしれない。
 ニュースを見て驚いたのは地滑りの大きさ。完全に地形が変わっている。これで死者や行方不明者がこれだけだったのは不謹慎だが不幸中の幸いだったのかもしれない。
 土曜日の午前中というのも幸いしたか。もし平日の同じ時間だったら通勤通学の人で百人単位の死者が出ていたかもしれないし、正午くらいだったら、観光客の多い場所での死者や火災による死者で50人程度の死者になっていた気がする。
 亡くなった方はご冥福をお祈りします。
しかしこういうので亡くなるのとそうでないのは、完全な運だよなと思ってしまう。たまたまその場所にいたというだけで、防ぎようがない。
 緊急地震速報はそれなりに役割を果たしているかな。データが無い以上は震源直下ではまず無理なのはわかっているし。今の状態が限界といえば限界。
 地方での震災で、道路が寸断されて救助もままならないらしい。緊急用に道路は必要なのだろう。
 今回の地震で困ったのが2点。
市町村合併のしすぎでどこがどこかわからん!前沢や古川市がどこかに行ってる!
奥州市ってどこだぁぁ!?
市町村の最大震度が出るから、大きくなりすぎると漠然とした場所しかわからない。。後から細かい場所のデータは出るけど…
あと、福田と記者団との対話。「首相が現地に行かれるということは?」
「いいえ」とその一言だけ。明らかな不機嫌顔。ここは、「現在の状態で行くと迷惑がかかるから時間が経っての視察になる」などと言うべきだったのじゃぁないかなぁ。
 重ね重ね亡くなった方はご冥福をお祈りします。